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Philhealthについて

かねてから記事にしようと思っていたPhilhelthについてフィーチャーします。


Philhealthは、正式にはPhilippine Health Insurance Corporation(フィリピン健康保健公社)といい、
1995年に設立。
1997年にGovernment Service Insurance System(保険サービス制度)から、
1998年にSocial Security System(SSS:社会保障制度)から、
2005年にOverseas Workers Welfare Administration(海外労働者福祉局)から、
政府と民間企業の従業員のための医療保障プログラムに関する業務が、
Philhealthに移管されました。
↑クリックでサイトへリンクします
Philhealthは、Government Owned and Controlled Corporation (GOCC:政府が所有し、制御する会社)すなわち「公社」です。
国際社会保障協会、ASEAN社会保障協会、フィリピン社会保障協会に属し、専ら健康保険を取り扱っています。
基本的には日本の国民健康保険と同類です。

会員

会員になれるのは以下の各項に該当する者

  • 自営業者(雇用主と従業員の共)
  • 事業主または共同事業主
  • 労使関係の下にない俳優、女優、監督、脚本家と記者
  • プロスポーツ選手、コーチ、トレーナーとジョッキー
  • 農業や漁業の従事者
  • インフォーマルセクター※1従事者
  • 以前就業していたが、現在失業注の者。
  • フィリピンに拠点を置く国際機関や外国政府の従業員。

※1:開発途上国にみられる経済活動において公式に記録されない経済部門のこと。トライシクルドライバー・行商・露天商・hospitality girlsなどといった職種から構成されている。

簡単に言うと、フィリピンで従業している者は全て会員になれます。
(貧困者やストリートチルドレンなどは、保護対象者として無料で資格を得るので、会員には含まれない。)

会員登録

最寄りのPhilhealth事務所に行き、
会員登録フォームに記入し、
有資格者であることを証明する書類を添付し、
会費を支払い、
会員証の発行を受けます。

会費は、
平均月収P 25,000未満の者は、年額P 1,800。(4半期分納でP 450)
平均月収P 25,000以上の者は、年額P 3,600。(4半期分納でP 900)

受給(一般項目)

24時間以上の入院にかかる費用(部屋代・食事代・治療代等)
Level 1 Hospitals (Primary)
受給項目
Case Type
A
B
部屋代と食事代
(年間最大45日)
300
300
医薬品
(同一入院期間ごと)
2,700
9,000
X線、ラボとその他
(同一入院期間ごと)
1,600
5,000
手術室利用代
500
500
Professional Fees
a. 通院
一般開業医(Groups 1, 5, & 6)
日額
300
400
同一期間の最大受給金額
1,200
2,400
専門医(Groups 2, 3, & 4)
日額
500
600
同一期間の最大受給金額
2,000
3,600
b. 手術費用
外科医
麻酔専門医
一般開業医
第1層(グループ1)
RVU x PCF 40=PF1 外科料金の40% (PF1)
研修が居た場合
第2層(グループ5および6)
RVU x PCF 48=PF2 外科料金の48% (PF1)
フェロー/ ディプロマート
第3層(グループ2、3および4)
RVU x PCF 56=PF3 外科料金の56% (PF1)
同一期間最大受給額 2,000  最大受給額は2,000の割合計算

Level 2 Hospitals (Secondary)
受給項目
Case Type
A
B
C
部屋代と食事代
(年間最大45日)
400
400
600
医薬品
(同一入院期間ごと)
3,360
11,200
22,400
X線、ラボとその他
(同一入院期間ごと)
2,240
7,350
14,700
手術室 処置項目数 RVU 30        750以下
処置項目数 RVU 31 to 80   1,200
処置項目数 RVU 81 to 600 RVU x PCF 15
(最小=2,200、最大=7,500)
Professional Fees
a. 通院
一般開業医 (Groups 1, 5, & 6)
日額
300
400
500
同一期間の最大受給金額
1,200
2,400
4,000
専門医 (Groups 2, 3, & 4)
日額
500
600
700
同一期間の最大受給金額
2,000
3,600
5,600
b. 手術費用  
外科医
麻酔専門医
一般開業医
第1層(グループ1)
RVU x PCF 40=PF1
最大受給額 3,200
外科料金の40% (PF1)                  
最大受給額 1,280
研修が居た場合
第2層(グループ5および6)
RVU x PCF 48=PF2 外科料金の48% (PF1)       
フェロー/ ディプロマート
第3層(グループ2、3および4)
RVU x PCF 56=PF3 外科料金の56% (PF1)

Level 3 Hospitals (Tertiary)
受給項目
Case Type
A
B
C
D
部屋代と食事代
(年間最大45日)
500
500
800
1,100
医薬品
(同一入院期間ごと)
4,200
14,000
28,000
40,000
X線、ラボとその他
(同一入院期間ごと)
3,200
10,500
21,000
30,000
手術室 処置項目数 RVU 30      1,200以下
処置項目数 RVU 31 to 80   1,500
処置項目数 RVU 81 to 600 RVU x PCF 20
(最小=3,500)
Professional Fees
a. 通院
一般開業医 (Groups 1, 5, & 6)
日額 300 400 500 600
同一期間の最大受給金額 1,200 2,400 4,000 6,000
専門医 (Groups 2, 3, & 4)
日額 500 600 700 800
同一期間の最大受給金額 2,000 3,600 5,600 8,000
b. 手術費用
For RVU 500 以下
For RVU 501 以上
外科医
麻酔専門医
外科医
麻酔専門医
一般開業医
第1層(グループ1)
RVU x PCF 40=PF1
最大 3,200
外科料金の40%(PF1)
最大1,280
RVU x PCF 40=PF1
最大 3,200
外科料金の40% (PF1)
最大 1,280
研修が居た場合
第2層 (Group 5, 6)
RVU x PCF 48=PF2 外科料金の48%  (PF1) RVU x PCF 48=PF2 外科料金の48% (PF1)
フェロー/ ディプロマート
第3層 (Group2, 3,4)
RVU x PCF 56=PF3 外科料金の56%  (PF1) RVU x PCF 80=PF4 外科料金の40% (PF4)

受給(特別項目)

医療ケース
1. デングI(デング熱、DHFグレードI&II)
      8,000
2. デングII(DHF等級III&IV)
16,000
3. 肺炎I(中程度のリスク)
15,000
4. 肺炎II(高リスク)
32,000
5. 本態性高血圧
9,000
6. 脳梗塞(CVA-I)
28,000
7. 脳出血(CVA-II)
38,000
8. 急性胃腸炎(AGE):食中毒
6,000
9. ぜんそく
9,000
10. 腸チフス
14,000
11. クリニック病院における新生児ケアパッケージ       
1,750

外科ケース
1. 放射線治療
      3,000
2. 血液透析
4,000
3. マタニティケアパッケージ(MCP)
8,000
4. レベルI病院におけるNSDパッケージ              
8,000
5. レベル2〜4病院でNSDパッケージ
6,500
6. 帝王切開
19,000
7. 虫垂切除術
24,000
8. 胆嚢摘出術
31,000
9. 血管拡張と掻爬術
11,000
10. 甲状腺摘出
31,000
11. ヘルニア縫​​合術
21,000
12. 乳腺切除
22,000
13. 子宮摘出
30,000
14. 白内障の手術
16,000

この他、DOTSを通じての結核治療、SARSや鳥インフルエンザ、新型インフルエンザ(H1N1)にも特別受給が適用されます。

非受給該当項目


  • 正常な産科分娩
  • 非処方薬とデバイス
  • アルコール乱用または依存治療
  • 美容整形
  • 検眼サービス
  • PhilHealthによって定義されたその他の費用対効果のない手続き



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